多摩区PTA協議会の
新しいカタチ
令和2年度が「活動の見直し」の年だったのはどこのPTAも同じだと思います。
多摩区PTA協議会(以下、多摩区P協)でも役員はじめ運営委員やPTA会長で意見を出し合い知恵を絞ってきました。
中でも大きく見直されたのは「委員会活動」についてです。
専門委員会の活動
多摩区P協には「成人教育委員会」「校外指導委員会」「調査広報委員会」の3つの専門委員会があります。
多摩区の小中学校は全部で21校。21名の運営委員を3つにわけ、そこに各学校より選出された委員が加わって活動しています。つまり7名の運営委員と21名の小中学校の委員、合計28名でひとつの委員会を構成していました。
しかしコロナ禍では大人数で集まっての活動は避けるべきと、令和2年度は各学校からの委員の参加はやめ、運営委員のみでできる範囲の活動をしました。
さて、令和3年度はどう活動すれば良いのか?すぐにコロナが収束するとは思えない…。そんな時「各学校からの委員の招集は必要なのか」という話が出ました。
自校の活動だけでも大変なのに区P協の活動に参加するのは厳しい、という意見が聞かれる。今年度運営委員だけでやってみて特に問題はなかったのではないだろうか?
そうして専門委員会を根本から見直そうということになったのです。
新しい活動へ
運営委員会では様々な意見が出されました。中には情報交換に重きを置いて委員会活動自体を無くしてはという意見もありました。
ですが、やはり会議だけではなく、何かしらに取り組んで結果を残す方が良いと考え、皆さんの意見を元に役員で話し合いをして新しいカタチを作っていきました。
そしてできたのが「活動班」です。
まずは「専門委員会」という概念を無くしました。
広報は必要なものとしてそのまま「広報班」として残しましたが、成人・校外は決められた枠を取り外して、自由に活動できる「調査班」としました。
小学校と中学校では抱えている問題や対策が違うであろうと思い、小学校の運営委員は調査班1、中学校の運営委員は調査班2と分けています。
PTA会員の保護者が主体となって行う活動について、自由にテーマを決めて調査する。
疑問に思っていること、興味のあること、他の学校のPTA活動はどうしているのか等…。
各班で決めたテーマは本部役員とも共有し、必要な時はフォローできる体制にします。
そして調査した結果を書面にまとめて発表する。もしくは広報紙に記事として掲載することも考えています。コロナの影響で行事がなくなり、取材する記事に困っていた広報紙にとっても良い話です。
今後への期待
本格的に活動が始まるのは7月から。
どのような活動になっていくのかまだ分かりませんが、何事にも挑戦していくのは意味があると思います。
結果がどうであれ、皆の頑張りが次に繋がっていくのは間違い無いですし、区P協の活動が楽しいものになれば幸いです。
また後日に良いご報告ができることを楽しみにしています。 (2021年6月)